「ねエ、すこし外へ出てみない!」 「うん……」 あたしたちは、すこし飲みすぎたようだ。 ステップが踉々と崩れて、ちっとも鮮かに極らない。 松永の肩に首を載せている――というよりも、彼の逞しい頸に両手を廻して、シッカリ抱きついているのだった。 火のよ…
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