2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

スタンリー・キューブリックの怖い音

スタンリー・キューブリック監督作品【シャイニング】のサウンドトラックLPを聴きました。 このサウンドトラックは国内のCDでは確か発売されていなくて(以前にはあったかもしれませんが) キューブリックの映画を集めたCDで、何曲かを聴く事しか出来ません…

黒田硫黄、久々の新作【あたらしい朝】は戦争漫画

連載開始したものの、中断されたままだった、 黒田硫黄の【あたらしい朝】、連載再開と同時に、単行本の1巻が出ました。 (どれ程、待ち詫びた事でしょうか) http://kurodaiou.blog57.fc2.com/ ご病気らしいという情報は、ネットで聞いていたのですが、“PV…

ヴィゴ・モーテンセンがフリチンで殺す【イースタン・プロミス】

デヴィッド・クローネンバーグの【ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス】に続く、 やくざ映画【イースタン・プロミス】。 イギリス、ロンドン。アンナ(ナオミ・ワッツ)が勤める病院に妊娠中のロシア人少女が運び込まれた。 少女は出産の後に息を引き取ってし…

シグルイー失うことからすべて始まる

南條範夫原作、山口貴由漫画の【シグルイ】第11巻。 この巻では、今まで描かれてきた「無明逆流れ」篇は僅か二話のみで、 他は、以前にも異形の剣士として、源之助と清玄の対決を見物していた、 “がま”屈木頑之助の物語が中心となります。 山口貴由らしいキ…

サタン+シスター=サタニスター完結

三家本礼の【サタニスター】が完結しました。 『サタニスター』はぶんか社の月間漫画雑誌『ホラーM』の 2005年11月号から2008年6月号まで連載していた 三家本礼のホラー漫画。単行本は全5巻。(Wikiより) いじめられっ子だった眼鏡っ子・沢本いづみが、 葉…

Apocalypse Now Reduex

町山智浩氏が、ブログやポッドキャストでハリウッド映画の新作 【トロピック・サンダー】を紹介しており、 同映画のパロディ元となった【Apocalypse Now】(邦題:地獄の黙示録)の事に触れていたので、 視返してみました。 (2002年に東京国際映画祭で上映…

おねがい!マスカット=おねマス

2008年4月より、TV東京で放送中の深夜バラエティ番組【おねがい!マスカット】。(製作は、TVO テレビ大阪) 深夜を色んな意味で「スカッと」させたい! 元気でキュートでちょっぴりセクシーな女の子たちが 体を張ってみんなを「スカッと」させる企画にチ…

筒井康隆のラノベ【ビアンカ・オーバースタディ】

昨年から話題になっていた、筒井康隆御大が手掛ける“ライトノベル” 【ビアンカ・オーバースタディ】。 ラノベにはイラストが附随するという事で、(附随どころか小説の世界観まで決定してしまう場合もありますが) この作品の絵師が、【涼宮ハルヒ】シリーズ…

七つの世界の七不思議

学研ジュニアチャンピオンコースの一冊【七つの世界の七不思議】。 著書は、その道(世界の不思議界)の重鎮・庄司浅水氏。 第1章「遺跡の七不思議」、第2章「海洋の七不思議」、第3章「宇宙の七不思議」、 第4章「動物の七不思議」、第5章「自然現象の…

デトロイト・メタル・シティは、かくも下品なのに何故女子に人気が…

映画も公開される若杉公徳の大ヒット漫画【デトロイト・メタル・シティ】。 オシャレなものを徹底的に馬鹿にし、 下品なものに賛辞をおくる本作が、 何故女子に人気があるのか、不思議でなりません(絵柄のせいかも)。 第1巻の単行本を読んだ時の衝撃(笑撃…

百舌谷さん逆上する

コミックアフタヌーンに連載中の、 篠房六郎【百舌谷さん逆上する】。 東京から転校して来た、百舌谷小音(もずや こと)は、 「ヨーゼフ・ツンデレ博士型双極性パーソナリティ障害」 いわゆる「ツンデレ」という名の病気だったのです。 金髪に青い眼をした…

蟲愛づる美少女

1985年日本公開のダリオ・アルジェント監督作品【フェノミナ】を視返しました。 国際ファンタスティック映画祭の時にはチケットが取れず、 公開初日の土曜日に、同じクラブの女子と一緒に、東銀座の東劇に行きました。 場内はガラガラでした。 “クランキーサ…

石川球太の人間椅子

動物・大自然ものを得意とする漫画家 石川球太が手掛けていた、 江戸川乱歩・恐怖シリーズ。 その第4弾【人間椅子】。 このシリーズは当たり前の様に単行本化されておらず、 喜国雅彦氏によると、「何処を探しても無い、国会図書館にも無い」。 より詳しい…

個別の十一人

久し振りに視返しました【攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG】。 “個別の十一人”のエピソードは本当に面白く、 九世英雄(くぜ ひでお)も、敵役の合田一人(ごうだ かずんど)も、素晴らしいキャラクターです。 ラストの、タチコマたちの♪ぼくらはみんな生きている …

初めて♀を描いた押井守

全く観る気が無かった押井守【スカイ・クロラ】ですが、 NHKの特番で、キャラクターデザイン&作画監督の西尾鉄也氏が語っているのを視、 劇場に脚を運びたくなりました。 今までずっと、恋愛・情愛に関して“寸止め”以前の描き方しかしてこなかった押井守で…