WASPに魂を売り付けた黒人女

hanoyshang2006-03-18

全面禁輸「過剰」と批判 牛肉問題で米国務長官


日本の麻生太郎外相は18日、オーストラリア・シドニーでライス米国務長官と日米戦略対話を行った。


ライス氏は、牛海綿状脳症(BSE)問題により米国産牛肉の輸入全面停止を続けている日本政府の対応を


「過剰」と強く批判した上で、早期の輸入再開を要求。


麻生氏は米側の検査体制への疑問を理由に慎重に判断する方針を重ねて表明した。


これまでにも米議会強硬派やジョハンズ農務長官らが、輸入早期再開を強く求めていたが、


国務長官が正式な外交交渉の場で日本側の対応を批判したことは、日米双方に波紋を広げそうだ。




新型クロイツフェルトヤコブ病はイギリスにおいて、牛の飼料を通じて食物連鎖に入り込んだと考えられています。


ヨーロッパでもアメリカでも何十年も前から使われていた飼料です。


その原料は牛を解体した残りの屑肉。牛に共喰いさせていた訳です。そういった飼料は牛の成長を速めます。


しかしイギリスでは病気になった牛の肉が飼料に混入した為、狂牛病が瞬く間に広まりました。


ステーキは勿論、ベビーフードにまで使われていました。


犠牲者の正確な感染経路は判りませんが、歩行困難や神経の痙攣、痴呆などの症状が現れ、死に至ります。


    
新型クロイツフェルトヤコブ病を引き起こすのは、人間の体内に通常存在しているプリオン


これが何らかの作用が元で突然変異し、発病します。この病気が厄介なのは、プリオンが細菌でもウイルスでも無いという事。


プリオンはタンパク質です。取り除く事は不可能で、唯一の予防策は食べない事しかありません。


ヨーロッパでは家畜の飼料に動物の血液や肉を混入する事を一切禁じました。


ふたたび、牛や豚や羊たちはベジタリアンに戻ったのです。


しかしアメリカでは、連邦政府はそれ程厳しい基準を設けていません。多くの専門家たちは、アメリカの狂牛病対策は穴だらけと言います。


1997年、アメリカ政府は牛の飼料に牛の屑肉を使用する事を禁止しましたが、他の家畜の飼料には、今もそれは欠かせない材料です。


それらの飼料には「牛に与えてはならない」という表示が義務づけられています。


しかしFDAの調査に因れば、多くの飼料メーカーはこの法律に従っていません。


更に、アメリカにおいて飼料に使ってはならないのは牛の屑肉だけで、血液は飼料の材料に使用されています。


二重の抜け穴がここにある訳で、つまり、アメリカの牛は、未だに共喰いしているのです。



アメリカはヨーロッパで狂牛病が発生して問題になって以来、一切の牛肉、飼料の輸入を禁止しました。これで全てが安全だと考えていました。


フランスは週に四万頭の牛を検査しています。


それに較べてアメリカは、全米の三千六百万頭の内、年間、二千頭を調べているのみ(一万八千頭に一頭)。


それにその方法は、牛の脳を取り出して顕微鏡で調べるというもの。この方法では結果が出る迄に十日間かかります。


しかも脳を調べられる牛は、何らかの脳疾患の症状が出ているものに限られています。


アメリカ農務省はそれ以外の牛を調べる必要は無いと言います。何故なら、狂牛病はすぐに症状が現れる病気だからだそうです。


ヨーロッパでおこなわれる最新の検査は、食肉牛の一部があれば判別出来、しかもたった四時間で終わります。


その結果、元気な牛の中にもプリオン病に罹った牛が居ました。


アメリカの検査方法では、症状が出ていない牛は発見出来ないのです。


2003年12月、アメリカで発見された狂牛病の牛は、既に症状が出ていた牛でした。


検査期間の十日の内に、誰かが食べた事は確実ですが、それ以外に、プリオン病に罹った牛が市場に出廻っていないと誰が云えましょう。