おんな極悪帖


その藩では、気違いの殿様(岸田森)を巡って、様々な陰謀が画策されていた。


女郎上がりの腰元(安田道代)は、悪徳旗本(佐藤慶)、色男剣士(田村正和)、


昔馴染みの奥医師小松方正)、生臭茶坊主芦屋小雁)などを巻き込んで、


藩を自らの手に掌握しようとする。


岸田森の、気違い笑いをしながら平気で人を殺す気違いっぷりが見もの。



佐藤慶「仕掛けは揃った。さあ、もうすぐだ、お前の好きな、地獄極楽、覗きからくりが始まるぞ」



(1970年製作 大映作品/谷崎潤一郎原作・池広一夫監督)