蟲が蠢く

かつてのアングロサクソン人達にとって、蟲(ウォーム)という言葉には、一寸の蟲以上の意味がありました。


『蟲』は「蛇」や「龍」の意味にも使われていたのです。


スコットランドの古い記録に、


「リントウネの教区に、折しも『ウォーム』の形状を取りて現れしは、


一匹の醜怪なる怪物にして、辺境の人々に因りて、『ウォーム』と称され、且つ畏怖されり」


というのが残っています。


スコットランド人にとって、ネス湖ネッシーは伝説の『ウォーム』のイメージと重なっているのです。



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この絵は、ネス湖の怪獣の想像画です。


ネス湖の怪獣については、現代に生き残った古代の恐竜説の他に、


巨大なあざらしの変種


両棲類に属するイモリのお化けの様なもの


巨大な肉食ナマコの変種


などが考えられていますが、正体は未だ判っておりません。


(【きょうりゅうと怪獣】)



……見てみたいなあ、“肉食ナマコ”……巨大じゃ無くていいから