寺山修司と阿佐ヶ谷とカフカ
劇団☆A・P・B-Tokyoの『狂人教育』をザムザ阿佐ヶ谷で観て来ました。
開演前から、舞台では目隠しをされたバレリーナが踊っており、
客席脇に役者が芝居をするスペースがあって、其処には矢張り目隠しをされたセーラー服の女子高生が眠っています。
女子高生のすぐ右の席に腰掛けることが出来、本当に間近で芝居を堪能しました。
寺山修司独特の台詞廻し、虚構と現実の境界を破壊するメタフィクション的展開、
また実際の火が効果的に使われ、カーテンコールでの「マッチの火」には、こんなやり方もあったのだなと、感心・感動しました。
奇しくも、一昨日、寺山修司さんと親交のあった方から、
寺山さんの葬儀の際、亡くなった時の奥さんと、前妻の九条今日子さん(映子さん)が
同時に席から立ち上がって同時に献花をされた、というお話を聞いていました。
蛇足)整理券を受け取るために、早く阿佐ヶ谷に着いたので、古本屋巡りをして時間を潰していたのですが、
路地を歩いていた時、郵便局に駆け込んでいくお姉ちゃんを見ました。
山咲あかりさんでした。
お仕事中の、あかりさん。
あと、こんな店もありました。