死が ふたりを 分かつまで



ザ・フライ』『クラッシュ』『スキャナーズ』など、変態系映画をカナダで撮り続けている、


“三人のディヴィッド”の内のひとり、デヴィッド・クローネンバーグの『DEAD RINGERS』(邦題『戦慄の絆』)。



一卵生双生児のエリオットとビバリーは、産婦人科医院【マントルクリニック】を開業、


積極的なエリオットと、繊細なビバリーとの共同経営は、順調にいっていた。


或る日、【マントルクリニック】に、女優のクレア・ニヴォーが訪れる。


クレアは、“三つの子宮”を持つ女だった。





そして、彼女の存在に因り、エリオットとビバリーの関係が、狂い始める……。



アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭でグランプリを、


ニューヨーク映画批評家協会の最優秀男優賞、ロサンゼルス映画批評家協会の最優秀監督賞、助演女優賞を獲得した名作です。


しかしながら、1989年に日本で公開された時は、僅か一週間で打ち切られてしまったのでした(この年のワースト記録)。


原作はウッドとギースランドふたりの共作長編小説『双生児』。


小説での双生児はバイセクシャルで、兄との近親相姦(カマ)から逃れるために、結婚する弟、それを追う兄という、映画とは違った展開になっています。



ビデオ発売宣伝用のポスターをくれた大塚駅の駅員さん、有難う。


17年経った今でも、ちゃんと大事に飾ってあります。