忍者/忍法画報

昭和39年、秋田書店より発刊された【◆少年のための◆忍者/忍法画報】


解説は、戸隠流忍者 第三十四代宗家 初見良昭氏。


巻頭に、初見良昭氏と、『隠密剣士』の“秋草新太郎”こと大瀬康一氏、“霧の遁兵衛”こと牧冬吉氏の鼎談付き。


ほか、【これが忍者だ】【忍具とその使用法】【忍法のいろいろ】【忍者の使った新兵器】【忍者読物名作集】と続き、


巻末には、【少年忍法教室】として、実践出来る忍術が紹介されています。



〔暗い所でも目が見える〕



まず、昼間はまっくらなへやでねむり、目をさましても、明るいところへ出ないのです。


夜になれば、ぜったいに電灯をつけないで、物を見る練習をつづけることです。


これを一週間つづけると、夜間視力といって、くらやみでも物が見えるようになります。



〔石を割る法〕



てのひらをにぎって、コブシを作り「エイッ。」という気合いをかけると、石はみごとに、まっ二つに割れます。


まず、割ろうと思う石は、できるだけ平たい石をえらんでください。


もう一つ固そうな小石をさがすことです。この小石が、ひみつ兵器なのです。


まず小石を右手(左ききの人は左手)でかくし持って、小石のはしがすこしのぞくようににぎしりめます。


左てのひら(左ききの人は右手)に割ろうとする石を、そっとのせます。



注)要は手品です。