コロスは殺せない


すっかり日本のオタクの玩具と化しているYou Tubeですが、本当に便利面白い。




【無敵鋼人ダイターン3】は、【機動戦士ガンダム】の前に、富野喜幸(当時はこの表記)がチーフディレクターを務めたTVアニメーションです。


主人公は、手塚治虫が名付けたかの様な名前“破嵐万丈”(はらん ばんじょう)。


火星の植民地において、万丈の父親である“破嵐創造”が造り出したサイボーグ“メガノイド”が、


人類に反旗を翻す(このあたり【新造人間キャシャーン】)。


やはり父親が生み出した巨大ロボット“ダイターン3”と金塊を抱えて、地球へ脱出する万丈。


地球に降り立った万丈は、“ SIN THE CITY ”に豪邸を構え、三条レイカ、ビューティフル・タチバナ、執事のギャリソンと共に、


メガノイドの野望を打ち砕くため、ダイターン3を駆る(このあたり【007シリーズ】と【バットマン】)。




メガノイドの首領は“ドン・ザウサー”。そして、その片腕にして愛人の様な存在が、コロス。


“ドン・ザウサー”こそ、万丈の父親・破嵐創造その人ではないかとする説があります。


(結局、“ドン・ザウサー”の正体や、破嵐創造博士がどうなったかは劇中では解明されないまま、物語は終了します)




そう思って視ると、義母であり、義姉の如き年格好のコロスと、万丈が対決する第20話『コロスは殺せない』は、


趣深いものがあります。




コロスの声を演じていたのが、【未来少年コナン】のラナちゃんや、


【母をたずねた三千里】のフィオリーナで有名な信沢三恵子さんですから、そのあたりも、何ともまあ……。