症状で手当が出来る家庭医学全書


主婦と生活社二月号付録(発行年は明記されておらず、不明)の本書。



        



【神経精神科】の項より、【やぶにらみ解消】


カチューシャの魅力のひとつは、彼女のごくわずかな斜視にありました。


が、斜視も度をすごせば、やぶにらみであり、ロンパリさんです。


こうなっては、トルストイの傑作『復活』もとんだ喜劇となってしまうことでしょう。


が、世の中には誰をうらむすべもないこの不幸に、人知れず胸を痛めている人が多いのです。


アトロピンを眼にさして、眼の力を休ませ、遠視の度に合った眼鏡を掛けていれば治ります。


また、生まれつき眼の構造や眼を動かす筋肉の不均衡のための斜視も、手術をして治す事が出来ます。


あきらめるのは、まだお早い。



昔、TVの【ウィークエンダー】で、斜視の人の眼を、眼球運動のみで治すという映像を流していましたが、


あの治療法は本当だったのでしょうか……?


記憶違いかな?