原作のラストから遊離したアニメ版DEATHNOTEの最期



原作のエピローグにあたる箇所が一切はぶかれ、月の死、


そして海砂の死で終了、という大根ぶった切りの様なラストになっています。


原作のラスト、結局、月が思い描いた理想郷としての“新世界”は構築されず、


暴力と欲望と渾沌で満ち満ちた、糞の様な“旧世界”にありながらも、


月を“神”として崇めるひとたちの巡礼、といった一連の場面が全て削除されてしまっていたのは、本当に残念です。


今夏にスペシャル版が放送され、アニメには無かった原作のシーンが多数、追加される予定との事ですが、


それは“逃げ”だと思います。


本編が終わって、声優が実際に登場して「おつかれさまでした〜」などと云ってはしゃぐのも、


この作品には全く合っていません。


特に、宮野真守と、朴王留美との掛け合い漫才には興醒めでした……(朴王留美、出てねえし)。


やっぱ、山口勝平は、ネゴシックスにしか見えません……。




DEATH NOTE オリジナル・サウンドトラックIII

DEATH NOTE オリジナル・サウンドトラックIII