チャールズ・ドジソンが生み出した処女の怪物



シェイクスピアベケット翻訳、研究で知られる高橋康也氏が


1976年に著した【キャロル イン ワンダーランド】。


その冒頭で、高橋氏は


ルイス・キャロルが子供のために書いた二つの童話【不思議の国のアリス】【鏡の国のアリス】は、


いまや子供の手から奪われて、あらゆる年齢のひとびとのものとなってしまった感がある。


(中略)しかし、このへんでいちど【アリス】の呪縛から解放されてみてもよいのではないか。


キャロルという人間は、二つの物語を書いただけではなく、もっともっといろんなことをやったのである」


と記されておりますが、この二つの物語は、いまだに、様々なものに影を落とし続けています。


現在のゴスロリは、アリスのイメージ無くして成立し得なかったでしょう。






幻想少女―わ・た・しの国のアリス (トーキングヘッズ叢書)

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事件の秘密はワンピース (ポプラ社文庫―SF・ミステリーシリーズ)

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