せいなるひと、こうたん






初期のキリスト教徒たちは、自分たちの救世主が処女から生まれたことを要求したが、


これは単に異教をまねたにすぎない。


他の全ての救世主たちも処女降誕であった。


彼らは、救世主を生むことが務めである選ばれた「神殿処女」に化身した女神から生まれたからである。


神々または精霊が人間の女をみごもらせるという考えは、古代世界にあってはごくありふれたものであり、


ゾロアスターサルゴンペルセウス、イアソン、ミレトス、ミノス、アスクレピオス


更に他の多くの救世主が神を父とし、処女から生まれたのである。



……あぁ、この時期はいつも、幼稚園でナザレのヨセフを演じさせられた妙な想い出が………。



BGMは、戸川純の♪降誕節