秘境シリーズ《中南米》編、我が元に。でもコンプリート未だならず。



中岡俊哉氏著、秋田書店発行「秘境シリーズ」の第1弾【魔の川アマゾン】をネットで購入しました。


この本は、小学生の時に買って貰っていたものですが、とうの昔に紛失。


代表的エピソード)


【巨体の怪ミミズ】

「ちきしょう、またやられたか!」


ワイラス地方の人びとは、めちゃめちゃに荒らされた畑を見て、歯ぎしりをかんだ。


なにしろ、農作物がいっぱいに実っている畑が、ブルドーザーにでもかきまわされたように、


土中からひっくりかえされているのだからおこるのも無理はない。


この無法を働く犯人はわかっていた。


それは、胴まわりが30センチくらいもあって、全長が10メートルあまりという、


巨体を持った怪ミミズなのだ。



【奇習 サルのむし焼き】


①撃ち殺されたサルが、火のそばに寝かされている。


②むし焼きにされる、かわいそうなサル。


③焼きあがったサルは、まずしっぽから切りとられていく。


④しっぽが切りとられたら、次には首が…。残酷そのものの儀式。


⑤首を切り落とされたばかりのサル。形が人間によく似ているので、見ていてあまり気持ちのよいものではない。


⑥しっぽと首のあとは、足が切りとられる。


「さあ、食べなさい。」


焼きあがったサルの手の肉を、現地部落の妖術師ジンダは私に食べろといった。



私はびっくりしてその場から離れた。とても食べる勇気はなかったのだ。


「食べないと失礼になるし、気分をこわさせると危険だから…」


通訳にいわれ、私はしぶしぶと、その肉を口へ持っていった。


「助けてくれっ!」と泣き叫ぶサルの悲鳴が、どこからか聞こえてくるようだった。



ほか、【恐怖の毒キノコ治療】、【なぞの百歳少女】、【心臓をえぐる妖怪サッシー】、


【悪魔ばらいのブラザーマン】、【南米の人喰い人種】、【呪われたサル少女】(マリアの事ね)など、


実に魅力的なエピソードで溢れています。




第3弾(これにて完結)《アメリカ・ヨーロッパ》編の【吸血鬼のふるさと】は10年程前に手に入れたものの、



発売時に購入した第2弾【最後の魔境】は、引っ越しの混乱などで紛失してしまいました。


3巻コンプリートはいつの日になるのでしょうか……?




実証・日本の幽霊屋敷 (サラブレッド・ブックス 187)

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チベット「第三の眼」の謎 (サラブレッドブックス)

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