吸血の群れはポスターだけが傑作
フロリダの昼なお暗い大別荘地に、大量のカエルが爬虫類の大群集団をひきいてやってくる。
トカゲ、ヤモリ、ヘビ、ヒル、そして毒グモまでが……。(米・AIP・1972年)
(【決定版 怪奇大全科】より)
この映画は、公開から15年以上経ってからTVで視ましたが、本当にクズ映画でした。
http://homepage3.nifty.com/housei/Frogs.htm
http://www.kaeruclub.jp/kaeru/movie/kyuketsu/kyuketunomure.html
でも、【吸血の群れ】というタイトルと(原題は【FLOG】……)、
ポスターに描かれた、カエルの口に呑まれかけている手首という絵は、
当時の小学生を震えあがらせるには充分なビジュアルだったのです。
この【吸血の群れ】から連想されるのは、たがみよしひさの短編【収穫の季節】です。
暴走族では無い、バイク乗りのサブ、ゼン、モンジ、お嬢たちは
山奥にある美殿村近くのペンションに遊びに来ていた。
だが、美殿村は秘密裏の内に、放射性廃棄物の捨て場所にされており、
山の生態系に異常な変化を及ぼしていた。
カエルは虫を喰い、虫は植物を喰う、
そして植物は、何を喰うのか……?
大友克洋の絵に影響されてる頃のたがみ氏の、こちらはまごう事無き、傑作です。
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