まるぼしのアニメーション映画・ヘヴィメタル




あらゆる時間、空間、次元を蝕んでいく悪の化身“ロック・ナー”。


その“ロック・ナー”をめぐる、七つ(+プロローグ)の物語。


[ソフトランディング](プロローグ)

スペースシャトルから地球へ降下する科学者のオープンカー。



[グリマルディ]

:科学者が持ち帰った“ロック・ナー”と、彼の娘・グリマルディの邂逅。



[ハリー・キャニオン]

:近未来のニューヨークを舞台に、タクシー運転手ハリー・キャニオンのハードボイルドストーリー。




[デン]

:“ロック・ナー”を手にした、眼鏡軟弱坊やが、異世界に飛ばされると同時にマッチョマンに変身。


色彩の魔術師と讃えられたコミックアーティスト=リチャード・コーベン原作の物語です。



[キャプテン・スターン]

:様々な犯罪で告訴された悪人キャプテン・スターンと、証言者を巡るコミカルな一編。


キャプテン・スターンを助ける“空飛ぶ音符目玉”キャラが秀逸です。



[B-17]

:太平洋戦争中、アメリカ空軍のB-17を舞台に、ゾンビと化した乗組員と機長との戦い。


【エイリアン】、【スペースバンパイア】、【トータル・リコール】、


【リターン・オブ・ザ・リビングデッド】(“バタリアン”なんて意味不明の邦題がついてます)のダン・オバノン原案です。



[美人は危険]

:巨大な宇宙船にさらわれたペンタゴンの科学者と、美人秘書、そして美人秘書を口説くロボットのお話。




[ターナ]

:ロック・ナーの魔力により、悪魔と化した者たちに殺されていく人びと。


彼らは最後の希望・守護者のターナを呼び出す。


果たしてターナは、悪魔を倒す事が出来るのか……?


ラストの場面から[グリマルディ]に繋がるという円環構成となっています。



高校生の時に観て以来、長らくソフト化されないまま時は流れ、


ブルータス主催の上映会で久々に観ましたが(これも既に10年以上前)、


その際には、各エピソード毎にタイトルが出なかったため、


大変判り難かったのです。

(一緒に観に行った子は「何処で次の話になったのか、よくわかんなかった」と云ってました)