AVギャルの文才ぶり




小説家としてデビューした鈴木杏里さんや、森下くるみさん、


「乙女視点」で物凄く濃い妄想をさらりと書き切ってしまう峰なゆかさんなど、


文才のあるAV女優さんが数人いらっしゃるだけで、ブログ界は豊穣の程を成しております。


今年の春頃から、村西とおる監督がmixiに参加、


あしあとが付いていた事からマイミクにして戴き、


その軽妙かつ含蓄のある文章を読む事は、至福のひとつとなっているのでございます(文体、影響されてる)。



同じく、マイミクにして戴いた、森下くるみさんの自伝


【すべては「裸になる」から始まって】を読みました。

(文庫版は中古で手に入ったけど、ハードカバー版は絶版で、Amazonでプレミアついちゃっております)



複雑な生い立ちから、実家を飛び出て上京し、AV女優としてデビューするまで、


そして、AV女優として活躍する間に出会った、印象的な人間たちが描写されます。


ノンフィクションである所為か、内容にそれ程引っ掛かるものは無かったのですが、


読み易い文体は、文章を書き慣れている方ならではのものでした。


と云うか、少し読み易過ぎるのでしょうか?


小説も書かれているので、今度はそちらを読んでみます。


くるくるの深淵を体感したいです。