ルチオ・フルチのゾンビ2





ジョージ・A・ロメロの【ゾンビ】(死の夜明け)にあやかって製作された、


イタリアの映画監督ルチオ・フルチによるゾン映画【ゾンビ2】、


邦題は、【サンゲリア】。いまだに、何でこんなタイトルになったのか訳がわかりません。


その犯人は、ダン・オバノンとロナルド・シャセットの傑作ゾンビ映画【DEAD & BURIED】に、



ゾンゲリア】なんて邦題もつけてました、東宝東和。


その後、同じくダン・オバノンの【生ける屍の復讐】を、【バタリアン】というタイトルにしました。


ゾンビに首を掴まれて、人妻が木片で眼を貫かれるのが、【サンゲリア】。



金髪の看護婦が、顔面に包帯を巻いた男の眼に注射器を突き刺すのが、【ゾンゲリア】です。




ちなみに、【ゾンゲリビ】という邦題のゾンビ映画はありません(笑)。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B2%E3%83%AA%E3%82%A2


この【サンゲリア】は、南国の島が舞台になっている場面では、


そのBGMが、土着的な、いかにも“原住民”の奏でる音楽の様で、


訳の判らない恐ろしさを醸し出すのに貢献しています。