筒井康隆のラノベ【ビアンカ・オーバースタディ】





昨年から話題になっていた、筒井康隆御大が手掛ける“ライトノベル


ビアンカ・オーバースタディ】。


ラノベにはイラストが附随するという事で、

(附随どころか小説の世界観まで決定してしまう場合もありますが)


この作品の絵師が、【涼宮ハルヒ】シリーズが代表作の、いとうのいぢ


そういった意味でも非常に興味があり、初めて講談社の非常識に分厚い雑誌(ムック本?)


ファウスト」を入手しました(読み難い)。


未だ第1話から第3話のみの掲載で、ほんの序盤なので、批評云々が出来る状態ではありませんが、


いつもの筒井さんらしい、台詞まわし、描写で、特に“ラノベ”という感じも無いなあ、


話数が変わっても描写が全く同一な箇所があり、そのあたりが面白く、


筒井御大の捉える“ラノベ”とは、こういったものなのかなあと思ったりもしましたが、


全くの検討外れかもしれません。


筒井御大の、ジュブナイル小説の代表作で、


幸か不幸か、恐らく一番有名な作品【時をかける少女】が


1983年、原田知世主演で映画化された際、


御本人が、【シナリオ・時をかける少女】などという、本作のパロディにして、


社会問題となっていた校内暴力を巧みに取り入れた、


ドタバタ短編作品を世に送りだしたのを思い出します。



「おっ。あの、これ、これはわりと、強烈だ」


「もうどうしようもなく、おれはもうこれはたまらなくて。


あは。あははは。あは。背骨の中から。来た。来た。下に来て。頭にも。


あっ。うぬ。もう我慢。まだ。いやもっと。あ。駄目だ」


ファウスト Vol.7 (2008 SUMMER) (7) (講談社MOOK) (講談社 Mook)

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