敗戦記念日に、ラジオドラマ【岸壁の少女】



TBSラジオで放送されていた【夜のミステリー】。


その、日曜版(30分番組)に、【岸壁の少女】という作品があります。


作:斎藤憐


あらすじ:敗戦から32年が経った、昭和53年1月22日、


映画監督の岡安康一(昭和12年生)の朝は、いつもの様にやって来た。


9時にステレオのタイムスイッチが入り(ビバルディ「四季」より「春」)、


ベッドの上で、煙草を一服しながら、


現在取り掛かっている戦争映画『岸壁の少女』の資料を読む。


「私たちが、大陸に数多く残してきた屍たちの訴える声が、あなたたちに聴こえるか?


30年前、日本人が周辺の他民族を巻き込んで、千数百万の生命を犠牲にして、


やっと悟る事の出来た教訓……」


そして岡安は、『岸壁の少女』に出演する新人女優・藤波明子に会いに、


ハルピンのセットが建てられた撮影所へ赴くのである。


其処で岡安を待ち受けていた運命は………。


虚構と現実、現在と過去が錯綜する、大東亜戦争に関する素晴らしいドラマです。


さよなら! 夢の街、東京!!


さよなら! 夢の時間、昭和!!



出演:斎藤晴彦  緑魔子


鶴田忍(ナレーション)



私はこのラジオドラマで、五族協和」「王道楽土」「満鉄」


満映」「上海リル」(「上海帰りのリル」に非ず)という言葉を知りました。



敗戦記念日という事で、今の10代や20代の若者に、


先の戦争について、広島と長崎に落とされた原子爆弾についてTV局がインタビューし、


その無知振りを批判したりしていますが、


知らなくて当たり前です。


学校では、大東亜戦争を教えないからです。



わたしが生きた「昭和」

わたしが生きた「昭和」

世代を超えて語り継ぎたい戦争文学

世代を超えて語り継ぎたい戦争文学

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻

はだしのゲン [DVD]

はだしのゲン [DVD]

はだしのゲン 第1巻 青麦ゲン登場の巻

はだしのゲン 第1巻 青麦ゲン登場の巻

はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)

はだしのゲン (1) (中公文庫―コミック版)

はだしのゲン自伝

はだしのゲン自伝