岡本喜八の殺人狂時代 - hanoyshang’s blog

1967年公開の岡本喜八監督作品【殺人狂時代】。

この映画を観れば、かつて日本では本当に面白い映画を作る映画人が存在し、

同時に大手の映画会社は、その面白さを理解“出来ない”人間に因って牛耳られていて、

2009年現在の大手映画会社の中枢には、その人間どもの遺伝子と教育を授かった人間が居座り続けており、

だから日本映画の99.99％は、つまらない、くだらないものばかりなのだと思い知る事になると思います。

だって、こんな滅茶苦茶に面白い映画が、まともに公開されずに抹殺されようとしてたんだもの。

（鈴木清順監督の大傑作【殺しの烙印】も同様です）

しかし、丸眼鏡をかけて無精髭の仲代達也は、後藤隊長の変装そのまんまだったなあw（【二課の一番長い日】）

天本英世の立ち居振る舞い、演技も最高で、【キングコングの逆襲】のドクターフゥと並ぶ素晴らしさ。

ちなみに、このDVDのジャケットは、作品の内容に全くそっていないイメージで、

この写真をパッケージの表紙にしているDVD販売会社のやり方にも、大いに不満があります。

（映画本編観て、その上でこの表紙をジャケットにしようと思ったら、その人間の頭、確実に、それこそおかしいです）

さて、【独立愚連隊】、【独立愚連隊西へ】視ようっと。