八月は戦争について悔いたり恥じたり泣いたりする月間ではありません、真実を後進に伝える期間です






毎年毎年八月は、敗戦記念日の為に、TVで何度も戦争特番が編成されます。


10代の頃(高校時代はTVの無い生活をしていたので大学生時代)、


この“戦争特番”が嫌で嫌で仕方がありませんでした。


特番の所為でレギュラー番組が潰されたりしたのが主な理由です。


また、小学校中学校高校と、大東亜戦争について学んだ経験が一度も無く、

(大抵、大正デモクラシーの辺りで学期終了となりました)


戦争に関する知識が殆ど無く(【はだしのゲン】、水木しげるの【幽霊艦長】くらい)、


それらを取り立てて知ろうという欲求もありませんでした。


世の中には知らない事、事実として浸透しているのに真実では無い事が溢れていて、


大事件の裏には市井の人では無く、必ずや権力側の人間が存在する、


といった真実に気付いたひとつの切っ掛けが(同時期、アレイスター・クロウリー【法の書】を愛読してました)、


1988年、NHKで放送したNHK特集【二・二六事件 消された真実 陸軍軍法会議秘録】でした。



http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2003/h040222.html


1988年(昭和63年)2月21日放送 (45分)


昭和11年2月26日未明、陸軍の青年将校たちが下士官兵1,400人を従え、

首相官邸内大臣、大蔵大臣の私邸など都内数カ所を襲い要人を殺害、

その後首相官邸陸相官邸、警視庁などを占拠し立てこもった。

事件は3日後の29日、兵が原隊に復帰し、首謀者の青年将校たちが逮捕される形で終結した。

青年将校たちが目論んだ計画は失敗に終わった。

事件後、直ちに軍法会議が開かれ、同年の7月には、事件の首謀者の青年将校17名に死刑宣告が言い渡され、

翌年2・26事件軍法会議は閉廷した。

事件の関係者は断罪され、2・26事件はその後忘れ去られていった。

事件から50年が過ぎた1987年、NHKのスタッフは2・26事件の定説を揺るがす、

新たな資料と巡り会った。それは、二・二六事件軍法会議で主席検察官を務めた、

匂坂春平法務官の残した膨大な調査資料であった。

番組では、作家の澤地久枝さんとともに、この資料を綿密に調査し、

2・26事件の闇に葬られた事実をあぶり出していく。


○共同取材:澤地久枝(作家)

○語り: 金内吉男

○構成: 堤 啓介

○制作: 中田整一/冨沢 満



で、今年もNHKでは、今まで露わにならなかった戦争の真実を暴く番組が何度も放送されました。


今更ながら初めて知った事も数多く、良い番組がたくさんあったと思います。


が、ここからは悪口です。


http://www.nhk.or.jp/shogen/schedule/special.html


若者に戦争を知らしめようとするのは判りますが、


その為に中居正広をナビゲーターにという手法はさっぱり理解出来ません。


しかも、明らかにカンニングペーパーを眼で追いながら


「何故生徒たちが死ななくてはならなかったのか」


なんて云われても、腹立つだけです。



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