豊島区の暗黒部を描く【さらば雑司ヶ谷】




http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20090829


町山智浩氏が薦めておられたので、読んでみました、


樋口毅宏著【さらば雑司ヶ谷】。

(何故か一磁気Amazonで入手し難くて、


2週間待たされて結局1か月から2か月待ちなのでキャンセルしました)


一晩で一冊読んでしまったのは、何の本以来でしょうか。

(下記ネタバレあります)





テッテ的なヴァイオレンス描写、酷い目に遭う主人公、恋い焦れても結ばれない女、


沈黙する男、イキがる男、女たらしの男、寿司屋の梅さん、死んでしまった親友、


2009年に書かれるべきタイムリーなネタ、DV、兇悪強力な敵、夜の繁華街、


テッテ的なセックス描写、変態性の主人公、結ばれても結局は一緒になれない女、


それらがごった煮になりながら織り交ぜられ、一挙に全編を読ませてしまうのです。


しかも、舞台になるのが雑司ヶ谷界隈を中心として、板橋はときわ台にまで及び、


これらの地域に住んでいた経験があるので、尚一層楽しめました。


三池崇史、或いはナ・ホンジンで映画化してくださいな。



さらば雑司ヶ谷

さらば雑司ヶ谷

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