冷たい熱帯魚 Cold Fish




テアトル新宿へ『冷たい熱帯魚』観に行って来ただ。


本当は最前列が良かったんだけど、ネット予約では最前列が取れず、


仕方無く他の席をゲットして新宿へ。


前席が座高の低い人で良かった(両隣は座高が高かった)。


1000円デーだった所為もあって満員立ち見だったけど、俺の右隣2席が最後まで空席のままでした。




以下、映画の詳細に触れる記述があります。



この映画を観るに臨み、元の事件『埼玉愛犬家殺人事件』に触れない訳にはいきません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9F%BC%E7%8E%89%E6%84%9B%E7%8A%AC%E5%AE%B6%E9%80%A3%E7%B6%9A%E6%AE%BA%E4%BA%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6


事件当時、TVで犯人の映像を視て、普通の人間とは違う雰囲気をもったその佇まいに怖気をふるった事を思い出します。


それから暫く経った後、事件の詳細を再現ドラマにした番組を視て、改めてその恐ろしさを認識したのでした。


(この事件、当然だけど埼玉県警の管轄だったんだよな。あの、埼玉県警)


マスコミの思い込み報道の所為で、被害者のひとりはローデシアン・リッジバッグの繁殖儲け話に乗って殺されたとされてるけど、


実際は金を元に貸しその担保として無理矢理つがいの犬を押し付けられて、その犬も元に殺されて逃げ出した事にされて、


後で受け取る筈だった、つがいのもう1匹の分の代金を請求し続けて、その為に殺害されてしまったというのが真実の様です。


また、死体の解体に使われたのは、元の別宅では無く、「共犯者」の住居である通称“ポッポハウス”(貨車を改造したお家)で、


ここのところが実際の事件とはかなり異なっています(ノンフィクションを元にしたフィクションだから当たり前だ)。


何故元の事件にこだわるのかと云えば、この映画が物凄いからで、映画の凄まじさを現実で薄めようとしているのです。


それにしても神楽坂恵は「嬢王3」の時とはまるで別人(失礼ながら「嬢王3」の演技は椅子からずり落ちる様なレベルのものでした)。


台詞まわしは殆ど変わってないのですが(正直うまいとは云えない)彼女にしか出来ない役柄を演じてました。


やっぱ役者は、飯喰わせたり、怒らせたり、必死にさせられた時が一番輝くよな。


でもラスト近くの展開は、ちょっとだけ不満。アクション映画っぽくなっちゃうんだよなあ。ああなると。


最後の最後で本当に映画らしくENDとなるので帳消しになりましたが。


人生はなあ!人生はなあ!!!


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