雪国列車
(ネタバレあり)
ポン・ジュノの初欧米資本映画『雪国列車』(「スノーピアサー」)。
リアリティーが無いとかぬかす阿呆がネット上にたくさん居るけど、
この列車が何の暗喩になってるか判らないとでも云うのだろか?
「ウィルフォード・インダストリー」のロゴマーク「W」の文字を見るまでも無く、この列車は「世界」そのものなんだよ!
ウィルフォードが鎮座する列車の最前車両に近付くにつれて、主人公たちはダンテ【神曲】の様に“地獄巡り”をするんだけど、
生産者や政治を行っているものより上層に居る人間たちが自らは何も生み出さず、エステしたりサウナ入ってたりクラビングしてたりと
ホント、現代の「世界」そのまんまだ。
そして最下層である最後尾に居る人間たちが何の為に存在を許されているのかと云えば、
“永久機関エンジンを稼働するのに犠牲にする子供=生け贄”を生み出す為、ただそれだけ。
いつもながら、頼りになりそうで頼りにならない、有能そうで実はそうでも無い、
でもしぶとくて、最後に突破口を開く役柄をソン・ガンホがトリップしながら演じてて痛快爽快。
非亜細亜俳優の使い方も最高だったよ!!
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