騎馬姿勢でございます
【騎馬姿勢】
この姿勢は正常姿勢での逆姿勢を最初とる。則ち男性が仰向けに寝て膝を合わせつつ折り曲げる。
女性は其の上に馬乗りになって、爪先と両膝で躰を支えつつ、ファルロスを膣内に挿入したところで、
上躰を眞ッすぐに立て直し、馬乗りの姿勢を創る。
男性は両手を女性の下腰部か臀部にまわし、摩擦運動の際ファルロスが膣より抜け出ない様に、
出来る丈、女性の躰を腹部の方へ支える。女性は顔を男性の方へ向け胸を出来る丈そらせる。
摩擦運動は激しくなく、激しくすると陰茎が膣外に抜け出て、その際、激しい疼痛を伴う事がある。
慎重に緩やかに、腰でもって上下におこなう。その際、男性の腰部に木枕をすると、
運動は比較的容易く出来る。
この姿勢の特徴は、
1. 女性が躰を下げた時、腰、脊柱は極度に伸びて、恥骨及び陰挺は下方を向き、
陰茎の背部におしつけられて強い刺激を受ける。
2. 女性が躰を持ち上げた時は、屈曲姿勢の如くになって、上躰はやや前屈みとなる。
3. 躰を下に下げる時と上に持ち上げる時とは同じ運動で無いから、相互の受ける刺激が異なる。
4. 躰を下位に下げた時、ファルロスが深く入り、容易に子宮膣部の壁に届き、独特の刺激を感ずる。
5. 躰が最下位に位置する時、骨盤をもって水平に盥回しに運動させる事に因り、子宮膣部はひとつの圓を描き、
躰を上下に運動させる場合とは異なる刺激を受ける。
此の快感は、男性にとっては、耐えられない。
6. 此の姿勢での美しさは、女性が全裸になる事に因って、男性は、昂奮が次第に増して輝く女性の恍惚とした眼差しと、
快感に乳房を張って胸をそらした肉躰の美しい均整を眺める事にある。
(『あたらしい性』)