2012-01-01から1年間の記事一覧

筒井康隆御大のビアンカ・オーバースタディ

編集者太田の所為で3年も前に完成していた本作が、2012年の夏、漸く漸く完結して単行本として発売。 話題作らしく売れているみたい。筒井さんって本当に枯れないなよなあ。(下記もちろんネタバレあり) 『時をかける少女』は勿論、あちこちに過去作からの引…

モテキで“最終兵器殺戮兵器”と謳われた……

この子は10代の頃から……。 IQUEEN VOL.11 長澤まさみ (PLUP SERIES)作者: 田島一成出版社/メーカー: パルコ発売日: 2012/08/29メディア: 単行本 クリック: 20回この商品を含むブログ (3件) を見るIQUEEN Vol.1 長澤まさみ “CHANGE” [Blu-ray]出版社/メーカー…

小林悠(大仏ナタリー)やってくれた

TBSアナウンサーの身でありながら、自分の番組TBSラジオ「たまむすび」の宣伝を 他局であるTOKYO MXの番組「5時に夢中サタデー」放送中に敢行! ピョンピョン飛んでたw ……呆れる宇多丸。嬉しそうな玉袋。 TBSアナウンサーカレンダー 【petit】 2012 ([カレン…

山田風太郎という文士、そして生き方

「別冊太陽」で久々にじっくり読みたいものを見付けました。 文士・山田風太郎特集号。 ちと生い立ちにページをさき過ぎている感はありますが、 山田風太郎の著作、人となりを存分に紹介しています。 個人的には『忍法帖』よりも以前に現代ものの探偵小説を…

世界の心霊写真

主に西洋で撮られた(作られたw)膨大な数の“心霊写真”を集め、解説したもの、邦訳版です。 惜しむらくは、写真それぞれへの突っ込み、仕掛けの解明が物足りないところ。 まあ、殆どが作り物だったり、「絵」なんだけどな、コティングレーの妖精と同じく(作…

ダークナイト・ライジズ観たよ!

夜に木場まで行って来ました。※下記壮大なネタばれありマス 前夜に先月テレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送した『ダークナイト』を視て改めておさらいしときました。(しかし流石はIMAX、ほぼ同じアングル・画調の“ゴードンがデントの顔写真を背景に演説する”…

狼子供的雨雪

『おおかみこどもの雨と雪』 「サマーウォーズ」と同じく、面白い。確かに面白い。 また新しい文法、手法を作り出そうという気概も感じられる。 でも「狼男へのメタモルフォーゼなどは細かく描く気は無かった」という細田監督の発言を予め知っていたので 実…

月より陰る赤き翼

赤い月。月は裏切りの光で私を射る。その光線に打ちのめされて、私は。 死んだ? 死んでない? 未だ。 違う。大体最初から。 生まれてない。 血は鉄の匂いがして。膿みは柑橘の香りがした。 味は、浅瀬(遠浅)の海の水。海藻が生えていない海の味。 あの赤…

ドラゴンタトゥーの少女

Amazonからギフト券が届いたので、少し足してブルーレイ買ったよ! メーキング面白えー! あんな箇所こんな場面にもCG使われてるなんて、ホント、驚異だよ! 続編が作られる事を切望してはいますが、興行的にはどうも微妙だったみたいです……。 ドラゴン・タ…

最近読んだマンガ

殆どが続きものだけど、読み続けてるものは全てみな本当に面白い。 特に【キーチVS】と【電波の城】の展開には眼を見張りました。 【キーチVS 9巻】クライマックスのカタルシスは異常。心が震えましたよ!! 羣青 羣青 上 (IKKI COMIX)作者: 中村珍出版社/メ…

2012年 いままで観た映画/これから観る映画

観た映画「ヒミズ」「黄海」「ドラゴンタトゥーの女」「Jエドガー」「メランコリア」「おとなのけんか」「ドライヴ」「ヒューゴ」「ヤマト2199」「シャーロック・ホームズ2」「裏切りのサーカス」「先生を流産させる会」 観る映画「ベルフラワー」「おおか…

Tumblr

http://www.tumblr.com/blog/hs13昨年1回投稿して忘れてた……。

ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ

邦題『裏切りのサーカス』。 ゲイリー・オールドマンを始め、 コリン・ファースやマーク・ストロング、 ジョン・ハート(老けてて最初イアン・マッケランかと思った)など、 みんな“いい顔”したオヤジばかりで、これだけでも楽しめます。 それに説明セリフが…

MM9

久し振りに視返してみましたよ。 このTVシリーズに出てて、以後出世した役者たち、たくさん居るよなあ。 続きのシリーズを是非視たいもんですが、無理なのかな……。 怪獣って、ほんと、切ないよね。 MM9 DVD-BOX I(仮) 【期間限定版】出版社/メーカー: キング…

沖浦啓之監督の新作『ももへの手紙』

泣いた。 優香に感心した。 西田敏行も若き日を彷彿とさせる演技力で素晴らしかった。 でも沖浦監督、こうった作品を本当に手掛けたかったんだろうか……そこだけが疑問でした。 でもいい作品です。 (追記:沖浦監督へのインタビュー読むと、ご自身からの企画…

バーホーベンのフレッシュ+ブラッド

昔は日曜洋画劇場で何度も放送した本作『フレッシュ+ブラッド』 邦題は『炎のグレートコマンド/地獄城の大冒険』(最近は『グレートウォリアーズ/欲望の剣』)w この映画の最大の魅力は、本能のままに生きる(でも知恵は廻る)ルトガー・ハウアー演じるマ…

鈴木清順の陽炎座

DVDで十何年振りかに視ましたよ。(最初に視た時はVHS) 『ツィゴイネルワイゼン』の陰に隠れてそれ程評価されていないと思われる本作ですが、 ビジュアル的な鮮烈さではこちらの方が上ではないでしょうか? 絵金の凄まじさは矢張り凄いよなあ。 あと、鈴木…